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さて、「今日の一言メモ」第275回です。
「梨の礫」
「梨の礫 (なしのつぶて) 」とは、便りを出しても何の返事もないことや、音沙汰のないことを指します。
「礫」とは、投げつけた小石のことで、「梨」は「無し」に掛けた言葉です。投げた小石は返ってこないことから、こう表現されるようになりました。
「インターネット記念日」
ところで、今日11月21日は「インターネット記念日」だそうです。
今からちょうど50年前の1969年 (昭和44年) 11月21日に、インターネットの原形と言われる「ARPAネット」の公開実験が行われたことに由来します。
インターネットの原形がスタートして、もう半世紀が経つんですね。
実験は、カルフォルニア大学ロサンゼルス校・スタンフォード研究所・カルフォルニア大学サンタバーバラ校・ユタ大学の4か所を結んで行われました。
当初は、軍事利用を目的として開発されたインターネットですが、一般に普及したのは1995年に「Windows95」が発売されてからです。
1995年というと今から24年前、あの阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が起きた年です。
それ以前は、インターネットに繋ごうとすると、それなりの設定が必要で接続が完了するまで四苦八苦したものでした。
今では、パソコン・スマホ・ゲーム機器だけでなく、IoT (Internet of Things) の時代を迎え、テレビやBDレコーダー、エアコンなどの他、様々なモノがインターネットに繋がる時代になってきました。
ネット時代に「梨の礫」とはいかない?
昔の連絡手段は、手紙や電報くらいでしたから、相手に届いてから返事が届くまでに、電報でも相当な時間がかかっていました。
それが今や、ネット時代となり地球のどこにいてもネットにさえ繋がれば、瞬時にメッセージが届き、相手が読んでくれたかどうかも「既読」の表示ですぐに分かるようになりました。
なので、メッセージを無視すると「既読スルー」と言われて、梨の礫を決め込むわけにはいかないムードになっています。
ネット時代になって、便利になった反面、少々生きづらくなっている面もあるかもしれませんね。
ネット時代に生き抜く知識を若い人たちから学び、シニアの知恵に昇華させ豊かな生活を営みたい
高齢者を狙った特殊詐欺は、後を絶ちません。最近では、電話だけでなく役所の職員を名乗って個別に住宅を訪問し、言葉巧みにキャッシュカードを詐取するなどの手口もあるようです。
また、ネット上でも、なりすましメールなどで巧みにニセサイトに誘導し、個人情報を詐取したりする輩もいます。
ネットを活用することは、これからのシニアにとって世界を広げる必須アイテムだと思いますが、そうしたリスクもあることから利用を躊躇する方もいるでしょう。
ここは、そうしたリスクに対抗する知識とスキルに長けた若い人たちの助けを得て、しっかり学び、賢くネットを活用して、より豊かな生活を送りたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.11.21記)